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今さらミリしらをやってみる画家たちのソシャゲ「パレットパレード」【パレパレ】

 

こんにちは。らべです。

画家を題材にしたソシャゲ(サービス終了済)があると聞いたので、今さらで恐縮ですがミリしらをやってみました。

パレットパレード【パレパレ】

 

 

こちらのテンプレートをお借りしました。

 

 

ミリしらの前に

 

ミリしらと銘打ってはいますが一部のみキャラを知ってしまっています。ただほとんどわかっていないのでお目こぼしいただければと思います。

主に日本で有名・功績が大きい・エピソードが面白くキャラクター映えしそう・他のキャラと絡みがありそうなどの観点から元ネタの画家を選んでいます。時代が前になるほど、あまりエピソードが残っていなかったり他の画家との絡みが想像しづらかったりするので、極めて偉大な画家でも入っていない人がちょくちょくいます。印象派あたりの時代が人間関係も面白く作品が人気でキャラクターにしやすいだろうということで多めになりました。著作権が切れている画家を主に選びましたが、ごく一部著作権の切れていない人もいます。好みも大きく入ってきますので、○○がいない! ということもあるかとは思いますが個人の意見としてお楽しみください。

 

ミリしら開始

 

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芸術家育成タイムライズゲーム」というジャンルのようです。正解を見てからの感想も記載しておきます。

私の知っている画家の情報の出どころについてですが、本や論文も読んだりしているもののかなりエンタメ寄りなデフォルメを効かせたコンテンツの影響も受けています。ご了承ください。

 

www.youtube.com

 

苦労人っぽい黒髪くんはミケランジェロ?→バジー

仕事を抱えすぎて過労死していそうだったのでミケランジェロにしたのですが(不敬)、全身を見ると元医学生のバジールらしくちょっと医者っぽい出で立ちだったようです。やはり苦労人のポーズだったみたいですね。「やれやれ…… って言ってそうだな」と思ってキャラ紹介ページを開いたら本当に「やれやれ……」と言っていたので手を叩いて喜んでしまいました。

ジールはちょっと地味かなと思って候補から外してしまったのですが、モネ、ルノワールシスレーとの繋がりも描くことができ、ピサロ的な仲裁・カイユボット的な資金援助も一手に担って「やれやれ」と言わせられるのは良い役割だと思いました。

普仏戦争に志願し若くして戦死してしまったこともあり、一番の功績はモネとルノワールの極貧時代を支えたことと言っても過言ではないバジールなのですが、印象派テイストもやや残しつつ面の塗り方が個性的な品のある作品を残しています。ただ背が高くない設定なのは驚きました(史実のバジールは一目見てわかるほどデカい)。

 

ニット帽のピンク髪くんはセザンヌ?→ミケランジェロ

近代絵画の父がいないのは意外でした。原田マハさんの『デトロイト美術館の奇跡』にセザンヌの作品にまつわるお話が載っています。

 

 

ミケランジェロについては先ほど述べたとおりです。やはり外せないですよね。職人気質というキャラ付けらしく、良いなと思いました。

 

水色の男の子はスーラ?→ダ・ヴィンチ

点描で有名なスーラ(引っ込み思案だが独自の理論を打ち立て努力する頑張り屋さんキャラ)もどこかにいると思っていたので意外でした。

こんなに締め切りを守りそうな子が…… ダ・ヴィンチ……??? と思ってしまいましたが(不敬)、あらゆる学問分野に精通していたことを切り取ってキャラクターに落とし込んでいるようです。

 

さらさら金髪ロングヘアはラファエロ?→ルノワール

ラファエロはもう1人の長髪くんありきで考えてみました。2人があえて真逆の理想を持っていたら面白いと思いラファエロVSラファエル前派にしてみたのですが、ラファエロは別にいたようです。

女体描写を突き詰めたルノワールが女の子大好きキャラなのは納得です。柿原さんがCVなのがあまりにも「そう」すぎます。ただどっちかというとモネに振り回される一方のキャラだと想像していたので、まあまあ本人も困ったキャラっぽいのは面白いです。バジールの胃が心配ですね!!!

 

百合を持った白髪長髪くんはロセッティ?→ミュシャ

ラファエル前派枠はそもそもいなかったようなのですが、いるとしたらミレイかロセッティかな? と思いました。百合も個人的に好きな『受胎告知』を思わせるので。ロセッティは人騒がせな画家ですが「女好き」のようなキャラ造形でなんとかごまか…… せなかったみたいです。ミレイ選考落ちの理由は後ほど。

ミュシャは盲点でした。人気もあるしグッズ映えしそうです。美術の工芸的な要素という側面を切り取るのは納得しました。

 

青髪メガネくんはアングル?→アングル(正解)

なんと正解でした。

ゴリゴリアカデミズム側の人間として何かと革新的な画家たちと衝突しがちなので、几帳面キャラなのもわかります。ただ、意外と自分の好きな画風を絶対に曲げない強情さやまあまあ不遇だった時代もあるなと思うので、そのへんが描かれているのか気になります。これでCVが豊永さんなのが「役満」感あって好きです。

 

三つ編みのオレンジ髪くんはルソー?→フーベルト

原田マハさんの『楽園のカンヴァス』でも有名なルソーと予想していました。セザンヌ、ルソーあたりの技術的に劣るがゆえに近代以降の流れを作った人物もいるかなと思っていましたが、そもそも現代に近すぎる画家は少なめみたいです。

 

 

ヤンとフーベルトが兄弟キャラなのか! と膝を打ちました。弟が有名かつ器用貧乏ゆえのコンプレックスというなかなか屈折したキャラ造形になっていそうです。

 

クールな水色髪くんはマネ?→ヴァトー

上品な出で立ちながら反抗的な瞳もしているのでマネと予想しましたが、ヴァトーだったようです。ただマネもやはり別にいるんですね。

ロココ枠の画家はどこにいるんだろうと思っていたのですが、この服装は納得です。ところで立ち絵の左下に書いてある顔文字はサインでしょうか? あまり目に入っておらず単純にそれぞれの名前の原語表記が打ち込まれているだけだと思っていたのですが、個性が出ていたみたいです。

 

片耳隠れの赤髪くんはゴッホ?→ゴッホ(正解)

正解ですが、残念ながら彼は見たことがありました。とはいえどの道片耳が隠れているのでわかったように思います。

精神が不安定で思い込みが激しく一緒にいると大変というイメージが強すぎるのですが、ゴッホが主人公で果たして本当に大丈夫なんでしょうか???(ド失礼)

 

日傘を差した金髪青瞳くんはモネ?→ヴァン・ダイク

モネ自身らしいイメージはあまりなかったものの『日傘をさす女』のイメージかと思いモネと予想しましたが、ヴァン・ダイクだったようです。

ヴァン・ダイクがこのメンバーに入ってくるのがちょっと意外でしたが、ルーベンスとの交流があったんですね。

 

黒が基調のお団子くんはデューラー?→黒田清輝

デューラーは自己主張強めでこの時代にしては相当キャラ立ちしているのがいいかなと思いましたが、日本枠としてもう1人黒田清輝がいたようです。モノグラムを考えたり真正面から自画像を描いたりしていそうな顔じゃないですか?(?)

黒田清輝がいれば日本組と印象派の面々とのパイプ役になってくれそうですよね。「黒」という名字と、紫派のイメージからのカラーリングでしょうか。肖像写真のおじさんのイメージが強く(失礼)わかりませんでした。

 

胸元をはだけた着物の黒髪くんは葛飾北斎?→葛飾北斎(正解)

日本枠の2人目は正解でした。下半身の服装まで見るとよりわかりやすかったかもしれません。

しっかり「引っ越し」が趣味になっているのは笑いました。ソシャゲなので改名はさすがにしないのでしょうか。前野さんがこの感じのキャラなのが気になります。

 

優しげなオールバックの赤髪青年はピサロ?→ジョット

印象派年長者のパパことピサロかと思いましたが、ジョットでした。喧嘩の仲裁役としてピサロがいないのは意外でしたが、ドガがいなければまあなんとかなるのかもしれません(ドガへのアツい風評被害)。

ジョットは有史以来ほぼ最古と言っていい偉大な画家ですし、「年長者感」はある意味間違っていなかったのかもしれません。これだけ大きければバカデカいフレスコ画も思い切り描けそうです。CVが武内さんということで、良いですね(?)。

 

快活そうなオールバックのオレンジ髪くんはドラクロワ?→モネ

正直やや昔の重要な画家かな? くらいにしか頭が回らず(すみません)、適当にドラクロワにしてしまっていました。

ここがモネなのが意外でした。ただ髪色にとらわれてしまっていただけで、服の配色を見ると推測できたかもしれません(ちょっとルーベンスが睡蓮風の配色かもとは思っていましたが)。さらにパーカーは睡蓮柄だったんですね。顔以外はわりと予想していたモネのキャラクター性に近かったです。

 

穏やかそうな緑髪くんはゴヤ?→ラファエロ

なんとなく苦労していそうな感じなのでゴヤにしてみましたが、ラファエロはここにいたみたいです。

作品の優美な感じが穏やかなキャラデザに繋がっていそうです。キャラ説明が意味深で気になっています。

 

ハットを被った薄緑髪くんはブグロー?→ルーベンス

美しい絵を描きそうなので、サイゼリヤで有名だからという理由だけでブグローをアングルに並ぶアカデミズム代表枠にしようとしていました。だってあのサイゼリヤですよ?(?)

ルーベンスも理想の美を追究しているという意味であながち遠くもなかったかもしれません。他の画家との交流も多かったようですし重要キャラそうです。深町さんがこの感じのキャラなのが…… ドキドキします(???)。

 

褐色銀髪くんはゴーギャン?→エル・グレコ

他と違う出自をアピールしている容姿なのはわかりましたがいまいち誰なのかわからず、とりあえずタヒチ時代のゴーギャンと予想していましたが、まさかのギリシャ人でした。

エル・グレコは「ギリシャ人」という意味なので、名前の呼び方にこだわりがあるのも頷けます。単独でマニエリスム代表にするにしてはやや例外的すぎる気もしますが、個人的にわりと好きな画家でキャラクター造形も好みな感じなので嬉しいです。

 

カチューシャを着けたオレンジ髪くんはピカソ?→ヤン

著作権はまだ有効ですが、もしかしたらピカソはどこかにいるかもしれないと淡い期待を抱いていました。さすがに著作権の壁は越えられなかったんですね。この本はピカソの戦略を紹介しつつ美術界そのものにも切り込んでいて面白かったです。

 

 

ヤンはやはり入ってくるんですね。功績の大きさ的にいそうだとは思いつつもどこにいるのかわからなかったのが悔しいです。どうしても人となりの記録が少ない時代の画家だと思いますが、兄弟キャラという落としどころが良いですね。

 

おでこを出した吊り目の茶髪くんはドガ?→ベラスケス

階級が高そうですし性格が悪そうですし(ドドド失礼)これは絶対にドガ!と思っていたのですが、ベラスケスでした。サングラスは彼の目の弱さを表すアイテム、服装も彼の出自を表すものなのだと思っていましたが、偏屈すぎてそもそもソシャゲには出られなかったようです(ドガへのアツい風評被害2)。絶対周りと喧嘩してくれると思ったのですが、喧嘩の質感がシャレにならなかったみたいですね。

ベラスケスはどこかしらにいると考えていたので納得です。ルーベンスと親交があるのは史実なんですね。

 

キャップを被った農業青年はミレー?→ミレー(正解)

農業のイメージが色濃すぎるのでミレーと予想したところ、正解でした。

けっこう農民画のイメージを強めに反映したキャラデザ・人格っぽいのですが、その裏に裸婦画を描いて食いつないでいた時期のエピソードや歴史画を描きたかったがゆえの葛藤などが見られたら好きになってしまいそうです(?)。とはいえあまりに宗教寄りのテーマには触れづらいでしょうか。

 

金髪センター分け少年はシニャック?→ムンク

スーラが絶対にいると踏んでいたのでニコイチっぽい彼をシニャックにしたのですが、ムンクでした。引っ込み思案なスーラくんをみんなと繋いでくれる陽キャ少年ではなかったんですね。

なぜか完全にムンクが頭から抜けていましたが、知名度的に大納得です。明るそうな見た目なのが意外でしたが、「嫌い:自分以外の病気や怪我」があまりにもムンクでした。エル・グレコとの関係は時代的にオリジナル設定でしょうか。

 

一つ結びのベージュ髪青年はロートレック?→ゴーギャン

貴族っぽい出で立ちながら何やら困った顔をしているので、身体に障害を持ちつつも夜の世界に生き独自のセンスを発揮したロートレックかなと思っていましたが、ゴーギャンでした。

ゴーギャンにしてはかなり意外な造形でしたが、タヒチ時代の作品のイメージからか都会のストレスを抜け出すことを望んでいるキャラ造形のようでした。ゴッホとは…… 頑張ってください!!!()

 

紫髪メガネくんはレオナルド・ダ・ヴィンチ?→レンブラント

明らかに締め切りを破りそうですし(失礼2)天才肌っぽいのでレオナルド・ダ・ヴィンチと予想しましたが、レンブラントでした。

ただ別の方向性で「トラブルメーカー」ではあるようです。時代の違うクールベとの関係がどのようなものなのかも気になりました。

 

目つきの悪い銀髪パンカーはカラヴァッジョ?→ドラクロワ

カラヴァッジョがいたらエピソードには事欠かないだろうなと思いましたが、ドラクロワでした。さすがに前科者はソシャゲキャラにはなれないみたいです。

ドラクロワが思いっきり不良キャラなのが面白いですが、「ロックと真面目のユニゾン」というのが気になっています。インナーの主張が強くてウケました。さすがにここまで見えていればわかったのですが……

 

ヒゲの生えたイケオジはNPC?→館長(正解?)

他キャラと質感が違うのでオリジナルキャラと予想したところ、正解でした。美術館が舞台のゲームなんですね。そんな豪華なCVなことあります?

 

自信ありげな銀髪オレンジシャツくんはクールベ?→マネ

一匹狼力が高そうだったのでクールベにしましたが、マネでした。デューラー、カラヴァッジョ、クールベのモノトーン自我つよつよ三銃士(?)はクールベしかいなかったようです。個展を開き権力者に逆らいそうな顔すぎませんか?

とはいえマネなら方向性はそこまで外してもいなかった気がします。「ナチュラルボーン俺様系」というキャッチコピーはまさにマネらしいなと思いました。

 

センター分けのパステルパープル髪くんはルノワール?→シスレー

ルノワールが「見た目はそこまで特徴的ではないが女体大好き」という造形でこの方だったら面白いと思いましたが、シスレーでした。ルノワールはもっと露骨に女性大好き感を出していましたね。紫の髪なのもやや印象派らしさを表しているのかなと考えていました。

地味なので(失礼)バジールと共にいないと思っていましたが、モネ、ルノワール、バジールが揃ったら絶対に必要ですよね。いわゆるモネ派だけを揃えてドガ派は特に描かないという構図だと予想され、気になります。

 

扇子を持った金髪くんは歌川広重?→歌川広重(正解)

日本好きの西洋画家を表していそうなビジュアルでもありそうでしたが、歌川広重で正解でした。

ブルーの使い方の特徴的な感じが出ていますね。全体的に作品のイメージを服装に反映しているのが面白いです。

 

クールそうな金髪くんはクリムト?→クールベ

モネ、ラファエロあたりに引き続き露骨に疲れてしまっていてたいへん申し訳ないのですが、金だからクリムト…… と思っていたら彼こそがクールベでした。

 

www.felissimo.co.jp

クールベがこの感じなのが非常に意外でした。それこそマネやドラクロワを尖らせたようなもっとロックな感じだと思っていたのですが、「写実主義」という部分をピックアップしているということで腹落ちしました。

 

このラクダは何者?→キャメロン

なんですか?????

 

他にいそうだと思っていた画家

 

ヴェロッキオ

完全に『キリストの洗礼』のレオナルド・ダ・ヴィンチとのエピソードありきです。真偽はどうあれドラマチックだとは思いますが完全に当て馬(?)になってしまうのでやめました。

 

 

ボス、ピーテル・ブリューゲル

このあたりの画家もいるかなと思っていました。

 

シャルダンフラゴナール

ロココ時代の対照的な作風の2人です。

ミレーはシャルダンかな? とも思ったのですが、ミレーで合っていたみたいです。他のキャラとの関わりが薄くなりそうなのもあって結局入れませんでした。

 

フェルメール

人気があるのはもちろんですが、オランダの特殊な絵画事情ゆえの作風などけっこう見どころもあるかなと思います。まあレンブラントがいればそのへんも描けそうですし、あまり他キャラとの絡みが想像できずボツにしました。

 

クラナッハダヴィッド

クラナッハ宗教改革を主導したルターの、ダヴィッドはナポレオンの肖像画で知られています。どちらも誰もが一度は目にしたことがあるであろう有名な作品ですが、画家の名前以上に作品だけが知られているケースが多そうな気もしたので、実はこの人の絵だよ! という意味で入っている可能性もあるかなと。

プロパガンダに作品が活用された一面があり、人生のドラマ性という意味ではかなり強いと思いました。ただ、作品の世界観がわからないのでそもそもルターやナポレオンが存在する世界線なのか判断できなかったのと、政治などが絡むと若干扱いづらいかなということで除外しました。

 

ターナー

それまで美術後進国と言っても過言ではなかったイギリスの美術史を一気に作り上げた偉大な画家です。絵の具のメーカーの名前にもなっていますし日本ウケの良さそうな画風でもありますが、1人で偉業を成し遂げすぎたあまり他キャラとの関わりが薄そうだったのでやめました。

技術面もさることながら、タイトルの付け方など売り込み方も非常に巧い画家だと思うので単独では魅力のあるキャラになりそうなのですが……

 

youtu.be

 

ミレイ

ミレーと名前が似すぎているのでどっちかしか入れられないだろうと思い、ラファエル前派からはロセッティを送り込みました。ただやはり『オフィーリア』の精密な技巧は唯一無二ですよね。

ロセッティはなかなかスキャンダラスな画家ですが、なんとか頑張って「女好き」のようなキャラ設定に落とし込めそうな気がしました。それと比べてミレイはスキャンダルの種類も妙に生々しく(というかそもそもミレイ本人はあまり悪くなく相手女性の元夫が悪いと思うのですが)、なんか…… やだな…… と思ったのも理由です。

 

ルドン

個人的に好きな画家です。生い立ちの特殊さや個性的な画風、絵を売るための戦略など、けっこうキャラ立ちしていて面白いのではないかと思いました。アカデミズムとはまた違う方向から印象派のアンチテーゼ的役割を果たしてくれそうです。

ただ、画風を途中でがらっと変えてどちらも強い個性と根強い人気があるという点でややキャラクターとして扱いづらそうだとも思いました。ソシャゲのキャラはあまり物語中で変化が起きすぎない方が人気を維持しやすいと思うので……

 

ジェローム

ピュグマリオンとガラテア』などで有名なので、アカデミズム代表として参戦させるか考えていました。

彼はルドンに絵を教えた時期もありましたが、すこぶる相性が悪かったようで、セットで投入したらてんやわんやしてくれそうだと思っていました。キャラの追加によって発生する人間関係のバリエーションが基本的に「喧嘩」しかないので、私バージョンのパレットパレード(?)がリリースされなくて良かったなと思いました。

 

モロー

象徴主義の代表格として入れるか悩みましたが、ちょっとこう…… 実生活などが…… 生々しくないですか?(?)

ユトリロくらい家族の極悪度メーターが振り切っていれば「重い過去持ちのキャラ」として処理できそうなんですが(※その結果がアルコール依存症なのが推定全年齢向けのソシャゲとして微妙すぎて結局入れていません)、なんかこう、引きこもり&魔性の女モチーフ描きまくり&母に頭が上がらない感がリアルな質感すぎて諦めました。

Q.じゃあなんであんな素行最悪なカラヴァッジョとかロセッティとかは入れたんですか?

A.わかんないです……

 

その他日本画

狩野派琳派の巨匠などもいるかもと思いました。余談ですが、伊藤若冲円山応挙池大雅が出てくるライジン若冲というNHKのドラマが面白かったのでおすすめです。

 

 

女性画家

ここは微妙なラインだと思いますが、男性キャラ化もありえなくはないかなと一応考えはしました。ただ女性画家の苦悩は女性であるがゆえのものも多く、絶対この人だ! というキャラもいなかったので入れませんでした。

アルテミジア・ジェンティレスキ、ベルト・モリゾ、メアリー・カサット、マリー・ブラックモン、フリーダ・カーロあたりで女性版画家ソシャゲ作りませんか? NPCのはずの男性がいちいち最悪な方向で出しゃばってくるゲロ重ストーリーになりそうですが……

 

抽象画家

美術史の流れとして押さえておくべきポイントでもありますし、パウル・クレーカンディンスキーあたりは著作権も切れているので入らなくもないかな? と思ったのですがそれっぽい人もいなくて諦めました。カンディンスキーの女性遍歴はちょっとフィクションにしづらいですし……

 

 

ガカバッカのモンドリアンイジりが好きです。

 

作画家

こちらも絵画に必ずつきまとう問題として面白いかもと思いましたが、結局入れませんでした。

他のソシャゲの話題で恐縮ですが、ハン・ファン・メーヘレンについてはこちらで語っています。

bluepearl.hatenadiary.com

 

おわりに

 

思った以上に長くなってしまいました。今からでもプレイしたいのですがどうにかなりませんか……?

後日談はこちらです。

 

bluepearl.hatenadiary.com

 

以上です。

 

 

おまけ:画家たちのパレットだそうです。