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A3!架空ミックス公演妄想劇場【エースリー】

 

こんにちは。らべです。

勝手にA3!の劇団員に演じてほしい架空の組公演・ミックス公演(と存在しないイベントストーリー/コラボイベント)を妄想してみました。

 

 

存在しない伏見臣主演ミックス公演イベントストーリー

 

登場劇団員:伏見臣、卯木千景、三好一成、御影密

人とあまり衝突しない穏やかな臣・一成の二人がフライヤーを通じてぶつかるところが見てみたいのと、故人との向き合い方を月下組とともに考えてほしいので、劇中劇は考えず、ストーリー部分のみ(勝手に)考えました。

臣と一成は気遣い屋でバランサーですが、プロ意識を持って仕事をしていかなくてはいけない局面に差し掛かってもいます。また、亡くした大事な人への思いは、どんなに折り合いを付けたつもりでもふとぶり返してしまうものだと思います。一成と妥協せずにフライヤーを作り上げる過程で意見が合わずぶつかったり、すでに戻らない思い出を抱えた3人が一成の提案で今の気持ちを形に残すことにしたり…… というストーリーが読みたいです。

肝心の公演内容は一切考えていないのですが、アクションも頭脳戦もこなせそうな面白いメンバーなので皆木綴大先生よろしくお願いします(丸投げ)。月下ミックス公演はすでに存在するのでおそらく未来永劫叶わなそうですが……

 

秋組n回公演「バトルウルトラヨーヨー」

 

秋組第9回公演がバトルウルトラヨーヨー公演になると思っていました。なりませんでしたが……

 

『大和物語』第二段 舞台化

 

登場劇団員:シトロン、ガイ(、その他モブ)

平安時代の『大和物語』という歌物語に収録されている、宇多上皇(宇多天皇)と従者の橘良利(たちばなのよしとし)の物語です。『大和物語』の成立には諸説ありますが、当時詠まれた(残された)さまざまな和歌の前後に実在の人物を題材にした物語や民間伝説をくっつけたゴシップ、もっと言えばナマモノ二次創作のアンソロジーであるというのが定説です。

ふるさとのたびねの夢に見えつるはうらみやすらむまたと問はねば

という良利の歌は新古今和歌集にも収録されているのですが、大和物語で前後に付け足された物語を読むとまったく印象が異なるのが面白いです。天皇を退いてなお高貴な立場であるがゆえに自由に焦がれる宇多上皇と、従者としてその気持ちを理解し常に寄り添う橘良利の逃避行です(拡大解釈)。

この主従でもありながら互いを深く理解し合っている関係を、シトロンとガイさんに演じてほしくて選出しました。こちらもすでにミックス公演でやっている組み合わせなので無理そうですが……

短くて読みやすい原文なのでぜひ。

http://hikawajiri.sakura.ne.jp/YamatoTabinenoyume.htm

 

ハン・ファン・メーヘレンを題材にした史実モノ

 

登場劇団員:斑鳩三角、卯木千景、三好一成、七尾太一、古市左京、泉田莇、ガイ、その他未定

メーヘレンは、『真珠の耳飾り』等で有名なフェルメールらの贋作を製作したことで知られる20世紀の画家です。晩年には裁判に掛けられましたが、それも贋作を売ったことを疑われたからではなく、真作を売ったと考えられある罪に引っかかったたためでした。

ここまで書くとどれだけ素晴らしい作品なのだろうと思うかもしれませんが、なんとメーヘレンの絵って全然フェルメールっぽくないんですよね(ググってみてください)。しかし、科学調査を切り抜けるための技法や批評家たちの思惑の穴を付く売り込み方が非常に巧みで、この戦略こそがメーヘレン最大の特徴でした。

真作を売ったとみなされたことでかえって罪に問われた当時ならではの世界情勢・社会状況や、絵画としてのクオリティの低さを凌駕して認められた贋作としての作り込み方、そして有名な画家の真作とされると途端に価格が跳ね上がる美術作品の価値のあり方など、多くのことを学ばされ考えさせられる事件と言えます。

 

youtu.be

 

事の顛末はこの動画によくまとまっています。

ただ、私が一番注目したのはメーヘレンのコンプレックスです。動画ではさらっとした言及しかありませんが、メーヘレンには共に絵を愛した高校時代の友人と、絵画制作のノウハウ(や、期せずして贋作制作のノウハウも)を教えてくれたその父親がいました。

 

 

こちらの書籍では、メーヘレンの父親が絵を描くメーヘレンを異常なまでに憎悪していたことが詳細に記されています。その他の家族は理解があったようですが、メーヘレンは横暴で美術を毛嫌いする父親によってスケッチブックを破るなどの暴行を受けていました(父は他の兄弟にも虐待と呼べる弾圧を加えていたそうです)。一方で同じ趣味を持つ友人には絵の描き方や古今の名作について教えてくれる優しい父親がおり、この劣等感も彼のその後の人生に影響を与えたように思われます。

そして、直接的な贋作制作の動機としては、画家として芽が出なかったことにより美術界に反発を抱いたことが挙げられます(個人的には、贋作を制作したことをさっ引いてもあまり魅力的な画家だとは思えないのでなんとも言えないのですが……)。

彼のしたことは許されませんが、こうした抑圧がなければ富や名声には恵まれなくとも悪事に手を染めることはなかったのかもしれないと感じてしまいました。

さまざまな憎しみから美術界を大きくひっかき回したメーヘレンの半生を三角に演じてほしく、勝手にキャスティングしました(ここから本題です)。天才型の三角があえて大成できなかった画家を演じるのが見てみたいというのと、半生を演じるにあたり三角はどんな年齢の役にも不思議とハマりそうな印象を持っているからです。さらに幼少期の父親との関係の悪さも(現在は和解していますが)重なると思います。

メーヘレンの父親役は迷いますが左京さん、高校時代の友人役には莇、その父親にはガイさんをチョイスしました。父親と色々ありすぎ選抜ですが、莇とガイさんは絵を描くマイムも上手くできそうだと思います。

やや迷いますが、大学時代の友人役には一成、贋作ビジネスに手を染めてからの友人には太一を選びたいと思います。美術作品の価値について思い悩むこの時期のメーヘレンに関わった人物たちを、それぞれ1人に統合したようなキャラ造形を想定しています。

千景さんにはメーヘレンに騙された研究者役を演じてほしいです。騙される役をあえて千景さんにやってほしいというのもありますが、彼が騙されたのは思い込みゆえだったということも理由の1つです。メーヘレンは、フェルメールの真作に似せた絵を多く描いたわけでありませんでした。当時評価が上がったばかりのフェルメールには研究者が少なく、フェルメールがいわゆる「空白期間」に宗教的な画題の作品を描いていたという思い込みに基づいた説を唱えた研究者に、多くの批評家たちが追随せざるをえませんでした。研究者はこの先入観から結果的にフェルメール風に宗教的モチーフを描いたメーヘレンの策略に引っかかることとなりましたが、初期の千景さんの視野の狭さに通ずるものを感じます。

かなり心がしんどくなる舞台だと思いますが、こういう脚本をお願いします皆木綴大先生……

 

朗読劇『文豪、そして殺人鬼』とのコラボ公演(コラボイベント)

 

登場劇団員:いっそのこと全員

『文豪、そして殺人鬼』は、何度も再演が繰り返され、前日譚を描いた公式スピンオフ公演や公演収録CD・音声カード・「5周年イヤー記念 CD-BOX」なども作成された超人気の朗読劇です。酒井さん・濱さん・熊谷さん・佐藤さん・田丸さん・野上さんなども出演されています。

主要キャラ3人の配役には諸説あるかと思いますが(?)、いっそのこと3人×8パターン(なんならそれ以上の組み合わせ)でやってほしいと思っています。

 

あらすじ

時は昭和40年代。日本は後に「いざなぎ景気」と呼ばれる、好景気の真っ只中。
そんな明るく華やかな世にも影はあり、テレビからは各地で起こる心中事件が報道されていた。

若き才覚溢れるミステリ作家・菅 忠義(かん ただよし)と、あるハンディキャップを背負った少年・一糸 朱知(いっし あけとも)。
隣同士に住む青年二人は、各地の心中事件を追っているフリーの記者・尺 光輝(しゃく こうき)と出会う。

各地で起こる心中事件が紡ぐ、奇妙な友情の糸。
この出会いで、三人はそれぞれの《罪と罰》に対峙する事になる。

 

【公式】文豪、そして殺人鬼 (@Bunsatuofficial) / Twitter

 

bluepearl.hatenadiary.com

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完全にネタバレしまくっているので閲覧にはお気を付けください。

 

個人的な配役はこれです。

 

舞台『TRUMP』シリーズとのコラボ公演(コラボイベント)

 

登場劇団員:考え中

配役は一生考えているので全然決まらないのですが、どうにかしてコラボイベントを実装してほしすぎて挙げてみました。

原作は『TRUMP』を筆頭とする10タイトル以上に渡るシリーズものの舞台で、繭期と呼ばれる思春期特有の症状に悩まされながら不死を求める吸血種の少年たちのギムナジウムものです。地獄に地獄を塗り重ね業を業で上書きしていく、ドロドロに絡まった愛憎が見どころの作品です。

ソフィ莇・ウル九門・ラファエロ十座・アンジェリコ万里の組み合わせなどはテッパンだと思うのですが、ダブルキャストなどでいろいろな組み合わせが見てみたい作品です。

意外とこれが一番実現する説ないですか?(ないです) 演出家の方がコミカライズなどいろいろな展開に積極的で、かつ他ソシャゲの舞台化に関わっていたりするので……(妄言)

ちなみに私は神木坂レニTRUMPシリーズ大好き説を唱えています。

TRUMPシリーズ Official Web Site

YouTubeで冒頭10分が公開されていたりニコニコで月額300円ほどでDステ版が見られたりするほか、「はじめての繭期」という企画などでたびたび映像が無料公開されていたりもします。

 


www.youtube.com

www.nicovideo.jp

余談ですが私の親鳥(最初に見たバージョンの意)はDステ12thREVERSE(Dステ12th版は「対の立場となる二つの配役を二人一組の役者が交互に演じる『リバースキャスト』」(ニコニコの概要欄より) )です。エーステで天馬を演じている陳内将さんも出演なさっています。コラボ云々は置いておいても、舞台の良さがあらゆるところに詰まっていて素晴らしいのでぜひ。

 

おわりに

 

メチャクチャなことを言っているのはわかっているんですが、妄想は自由なので……

皆さんの温めている架空公演があったら教えてください。